おはようございます、マルです。
今回は、医療・介護業界でもじわじわ注目されている「ファクタリング」について解説します。
・資金繰りが厳しい
・報酬の入金までが長い
・事業を拡大したいけど、手元に現金がない
そんなときに選択肢として出てくるのが、ファクタリング。
「興味はあるけど、仕組みがよく分からない」「怪しいサービスじゃないの?」と思っている方のために、メリット・デメリットをわかりやすくまとめました。
ファクタリングとは?簡単に言うと…
売掛金(未収金)を専門業者に“早めに現金化”してもらうサービスです。
医療・介護の現場では、レセプト請求後の入金が1~2か月先になることもよくありますよね。
その“まだ入ってきていないお金”を、業者に買い取ってもらい、即日または数日以内に現金を得られるのがファクタリングの仕組みです。
医療・介護事業所でファクタリングを使うメリット
- すぐに資金が得られる
支払いサイトが長い公的報酬でも、現金化が早くできるため資金繰りが安定します。 - 借金にならない
ファクタリングは融資ではなく「債権売却」なので、負債として計上されないのがポイント。 - 審査が柔軟
銀行融資よりもスピード感があり、赤字決算でも対応できる業者も多いです。 - 使い道が自由
人件費、設備投資、仕入れ…現金として自由に使えるのは大きな魅力。
ファクタリングのデメリット・注意点
- 手数料が高いこともある
特に即日対応や小規模取引の場合、手数料が10〜20%になることも。 - 業者選びが重要
信頼性の低い業者や、医療系に不慣れな業者に依頼すると、契約トラブルの可能性も。 - 一時的な資金対策に過ぎない
慢性的な資金難の場合は、根本解決にならず依存リスクも。
医療・介護事業所がファクタリングを検討するべきケース
- ✔ 新規立ち上げで運転資金が必要
- ✔ 人員を増やしたいがキャッシュが足りない
- ✔ レセプト入金までの“つなぎ資金”が欲しい
…といった場合には、あくまで一時的な資金調達として活用するのがベターです。
おわりに:使うかどうかより、“知っておく”が大事
ファクタリングは、資金繰りに悩む医療・介護事業所にとって、知っていて損はない手段の一つです。
「使う=経営がやばい」と思われがちですが、正しく使えば事業安定の一助にもなるんです。
大事なのは、「どこから借りるか」ではなく「どう使うか」。
選択肢を持っておくことが、いざという時に自分たちを守る力になります。