「地方にも出店したいんですよね」
そう言われたとき、私はちょっと考えました。
「じゃあ、何を見て判断しますか?」
立地?人材?家賃?
それも大事。でも、それだけじゃ足りないんです。
✅ チェックしておきたい基本情報
① 訪問看護ステーションの数
競合が多いエリアでは、他所との差別化が命。
逆に少なければ…“理由”があるかも。
② 主要病院の場所
紹介がもらえるかどうかは、“距離感”にあり。
関係づくりの起点になるので要チェック。
③ 居宅介護支援の数(ケアマネ拠点)
こことの関係がすべてと言っても過言ではない。
事業所数=営業先数と思ってもいい。
④ 賃金相場
人を雇うには“地域の相場”を知らないと始まらない。
都市部とのギャップにびっくりすることも。
☑️ でも忘れちゃいけない【踏切】の存在
はい、出ました。
地方あるある:踏切にやられる問題。
- 「病院まで5分です!」→ 踏切3回、遅刻確定
- Googleマップ上は近いのに、実際“分断されてる”
- 駅近なのに“踏切待ち10分”の罠
地方は、電車より踏切の方が強いです。
これ、出店前に気づいたら勝ち。
💬 地方出店あるあるまとめ
- 法人格が変わると、保険者コードも変わって混乱する
- 駐車場付き物件は“最強レア物件”
- 地元のスーパーの「見守りネットワーク力」が半端ない
- ケアマネさんが“口コミ機能つきAI”並みに情報通
- スタッフ確保に「友達の友達頼み」が意外と強い
🌱 おわりに
訪問看護の地方出店は、
“戦略”と“土地の空気感”の両方を読むバランスが大事。
地図にない地雷、踏切、そしてご近所パワー。
いろんな意味で「通らなきゃ始まらない」こと、たくさんあります。
これから出店を考えている方のヒントになれば嬉しいです。
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