ここ最近、「訪問看護ステーションのM&A(事業譲渡・買収)」の話を耳にすることが増えました。
おはようございます、マルです。
かつては「医療や介護の世界にM&A?」と驚かれることもありましたが、今ではむしろ自然な流れとも言えます。
🔍 訪問看護ステーションがM&Aされる理由
主に以下のようなケースでM&Aが行われます。
- 後継者不足による事業譲渡
- 経営不振や撤退による売却
- 法人の多角化戦略としての買収
- 地域でのシェア拡大を目的とした統合
特に個人や小規模法人が運営していたステーションでは、「辞めたいけどスタッフや利用者に迷惑はかけたくない」と考え、M&Aという選択をする例も増えています。
🏢 買う側のメリット・戦略とは
M&Aは売る側だけでなく、買う側の戦略的メリットもあります。
- 既存の訪問実績がある地域に新規参入できる
- スタッフや利用者がそのまま引き継げる
- 開設時の届け出や手続きが不要(または最小限)
つまり、「ゼロから立ち上げるよりもコストやリスクが低い」点が大きな魅力です。
💬 現場の声:「え、うち売却されるの!?」
現場で働く看護師や医療事務スタッフにとって、突然のM&Aは驚きかもしれません。
ですが、多くの場合、「今の業務はそのまま」「雇用も継続」が原則になります。
買い手側は“現場力”を評価しているため、スタッフはむしろ資産。 不安がある場合は、管理者や事業主に早めに確認を。
📈 今後も加速する?訪問看護のM&A事情
高齢化が進み、在宅医療のニーズが拡大していく中で、訪問看護の価値は今後ますます高まります。
それに伴い、「事業継承」「成長戦略」「エリア展開」の選択肢として、M&Aが当たり前になる時代も近いかもしれません。
譲る側も、買う側も、そして働く側も──
誰もが“正しい情報”と“対話”を持って、未来を選んでいけることが大切ですね。
📌 この記事で伝えたかったこと
- 訪問看護でもM&Aが増えている
- 売却はネガティブではなく、選択肢の一つ
- 買収は戦略的な拡大手段になっている
- 現場スタッフの立場も大事にされる
「え、うちも対象かも?」と感じたら、まずは冷静に、そして早めに動いてみてください。
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