事業譲渡という言葉を聞いた瞬間、頭の中でいろんな不安が一気に行列を作り始めました。
「収入は?」「働き方は?」「スタッフはどう感じてる?」「うちの5歳児は今日も“パパ遊ぼう”って言うんだろうな…」と、心の中がザワザワして落ち着かない。
でも、そんな混乱の裏側で、ふと気づいたことがあります。
こういう“会社レベルの揺れ”が起きたときこそ、事務長という存在が一番必要とされる。
誰かが不安になったときに話を聞ける人。
運用が変わっても、現場が混乱しないように道を整える人。
社名が変わろうが経営体制が変わろうが、日常の“いつも通り”を守る人。
気づいたんです。
会社が変わるとき、人もまた少しだけ変われる。
そして、その変化を前向きに使えるかどうかで、働く意味すら変わってくる。
落ち着いて考えてみれば、事業譲渡があっても、翌日の訪問は普通に始まります。
利用者さんはいつも通り待っていて、スタッフはいつも通り笑っています。
つまり、目の前の“仕事”は変わらないんですよね。
だからこそ思いました。
環境が揺れたこのタイミングこそ、自分自身の働き方や役割を見直すチャンスだ。
事務長という仕事は、目立たないけど意外とドラマチック。
会社が揺れる瞬間にこそ、“裏方の底力”が試されるからです。
不安がゼロになる日は来ないけれど、変わる会社と、変わらない現場と、変わっていく自分を全部まとめて楽しめるようになったら、仕事ってちょっと面白くなる。
そんな気づきをもらった1日でした。