おはようございます、マルです。
「あ、うちは医療費0円なんで」
窓口でそう言われるとき、 こっちは「そうですね〜」と笑顔で対応します。
──でもね、医療費が“本当に0円”なことなんて、実はないんです。
目次
「自己負担0円」=「誰かが払ってる」
難病・自立支援・子ども医療・障害者医療…
制度を使えば、たしかに自己負担は“なし”になる。
でも、それを支払ってるのは「税金」です。
そう、誰かがちゃんと負担している。
それを分かったうえで利用してる人はいいけど、
“当たり前”のように使ってる態度を見ると、 現場としてはちょっとモヤッとするのが本音。
「これ、タダなんだからもっと出してよ」って…え?
「湿布もっと出して」
「検査もせっかくだから全部やって」
制度で“自己負担が0円”になると、 サービスを過剰に求める人が出てくる。
でも、それって結局、社会全体の負担が増えるってこと。
医療費抑制が叫ばれる中で、 “感謝のない使い方”は、制度そのものを壊すかもしれない。
制度は「ありがたいもの」であって、「当然のもの」じゃない
制度に助けられてる人はたくさんいます。
だからこそ、“ありがたい”という気持ちを忘れたくない。
そして、現場にいる私たちも、 制度を“当然の前提”として使ってる人を見た時に、 そっと伝えられる言葉を持っていたい。
制度の仕組みと負担の裏側。
それを、ちょっとでも知ってもらえたらうれしいです。