おはようございます、マルです。
「今月分のレセプト、しっかり請求したし大丈夫」
──って、思ってたんです。
ところがどっこい、
「え?入金、まだ?」
請求は出した。業務はやった。 でも、現金はない。
これ、医療・介護業界では“あるある”だけど、
他業界の人が聞いたらびっくりする話です。
“売上”なのに“現金がない”仕組み
医療・介護の収入は、月末締めのレセプト請求で発生します。
しかし実際に入金されるのは、早くて翌月下旬〜翌々月。
つまり、業務から現金になるまでにタイムラグがあるんです。
✔ サービス提供 ✔ 請求作成 ✔ 審査・返戻対応 ✔ やっと入金
この流れ、もはや“忍耐ゲーム”です。
しかも、ズレる。返る。遅れる。
✔ 請求ミスで返戻 ✔ 審査機関の処理遅延 ✔ 仕訳間違いで再処理
レセプトって、100点満点でも返ってくるんです。
しかも、“もう一回出してね”って。
……いや、現金化する気ある?
経営者・事務長はこの“ズレ”と闘ってる
「黒字なのに資金ショート」って言葉、聞いたことありますか?
紙面では儲かってる。でも手元にお金がない。
それが医療・介護の資金繰りあるある。
仕入れ、給与、家賃、社会保険料── 入金より早く出ていくお金が多すぎる。
つまり、レセプト出すだけじゃ全然“安心”じゃないんです。
おわりに:「やった仕事=すぐお金」じゃない業界
本来、請求したらすぐお金が入るのが“普通”。
でも医療・介護では、
“お金がもらえる”までの仕組みが複雑すぎる。
そしてその影響は、現場の働き方にも、経営にも、地味に効いてくる。
「レセ出したし大丈夫」は、安心じゃない。
この記事が、
現場の苦労と資金繰りのズレを
誰かに伝えるきっかけになれば嬉しいです。